今年の夏は一時期うんざりするくらい暑かったですが、お盆くらいから朝晩が過ごしやすくなりました。秋の訪れが早かったですね。

 

春ではなく、秋に運動会や体育祭を行う小中学校では、ちょうどこの時期に練習をするわけですが、例年だと暑くて気の毒に思っていました。今年は過ごしやすい気候が続いていますので、児童にも無駄に負担がかからず良いことです。

 

ところで、お越しくださるクライアントさんから教えて頂いたお話ですが、近年、運動会のトラックリレーにおいて、コーナーで転倒してしまう児童が目立つそうです。原因としては、筋力や関節の柔軟性、バランス感覚の低下など、いろいろと想像できます。


それで、トラック競技にて転倒を防止するために、左足の外側と、右足の内側に、滑り止めの突起物(スパイクということになるのでしょうか)を備えたシューズが販売されているそうです。このシューズさえ履いていれば、コーナーでもしっかりと地面を蹴る事ができるので、転倒することもなくなり、安心あんしん。とのこと・・・。

 

うーん、これってどうなんでしょう?高齢者の方なら転倒すると骨折してしまう可能性があり、下手をすれば入院することになりかねません。入院を余儀なくされて、数週間寝たまま過ごすということは、筋力が低下することを意味します。


そして、骨折が治ってからも筋力は元に戻らず、体力まで一気に低下してしまうことが少なくありません。従いまして、高齢者の方であれば、まずは転倒しないよう最善をつくす、という方針も頷けます。


ところが、小中学生といえば、筋力はもちろん、バランス感覚も成長していく頃です。
その大切な時期に、シューズに頼って転倒を防止すると、運動に関する能力の発達を妨げてしまいかねません。

 

若い頃から、運動能力やバランス感覚が育っていないと大人になってから、あるいは、高齢者になってから転倒する可能性がうんと高くなってしまいます。それを考えると、育ち盛りの小中学校の頃なら、何度か転んで怪我をすることがあっても、特殊なシューズに頼らずに過ごした方が良いような気がします。